数ある整体院・鍼灸院の中から当院のHPをご覧いただきありがとうございます。
からだ筋肉整体院・鍼灸院は平成23年に大阪市鶴見区横堤で開院しました。
痛いところだけを施術すればいい?
当院が「症状だけを見ない整体」を大切にする理由
「腰が痛いから腰を施術してほしい」
「肩がこっているから肩を揉んでほしい」
もちろん、つらいところを施術することは大切です。
ただ、長年施術をしていると、痛いところだけを施術すればいいとは限らないと感じることが増えてきました。
同じ「腰痛」でも、腰そのものに原因があるとは限りません。
太ももの裏の柔軟性が低下していたり、股関節が動きにくくなっていたり、普段の姿勢や動作のクセが腰に負担をかけていることもあります。
そのため当院では、症状のある場所だけを見るのではなく、その方の生活や体の使い方まで含めて考えることを大切にしています。
症状以外のところを施術することで、症状が変わることがあります
例えば腰痛で来られた方。
腰が痛いからといって、最初から腰だけをしっかり施術するとは限りません。
実際には、太ももの裏の柔軟性が低下していたり、股関節が十分に動いていなかったりすることで、腰に負担がかかっているケースがあります。
その場合、腰を直接強く施術するよりも、太ももの裏や股関節など、症状以外の部分から緩めていくことで腰の痛みが変わることがあります。
だから私は、
「腰が痛い=腰を施術する」
と単純には考えていません。
施術をするときに、仕事や生活のことを聞く理由
私が施術前に、
- どんな仕事をしているのか
- 睡眠はどうなのか
- 呼吸はどうなっているのか
- 普段どんな姿勢を取っているのか
- どんな動作のクセがあるのか
などを確認するのには理由があります。
例えばパソコン作業が多い方であれば、実際にそのときの姿勢を取ってもらうことがあります。
すると、本人はまっすぐ座っているつもりでも、首が少し回旋していることがあります。
こうした日常の何気ない姿勢や動作の積み重ねが、体の負担につながっていることがあります。
だから、ベッドの上だけで体を見るのではなく、普段どのように体を使っているのかも大切にしています。
同じ腰痛でも、施術の内容は変わります
例えば同じ腰痛でも、
Aさんは、まず表層からゆっくり緩めていく。
一方でBさんは、足から股関節を先に緩めていく。
このように、同じ症状でも施術の進め方が変わることがあります。
産後の整体でも同じです。
骨盤の状態だけを見るのではなく、骨盤を調整する前に、腰椎4番、5番の筋肉の緊張を鍼施術で取った方が、その後の施術が進めやすいと判断することもあります。
「産後だからこの施術」という一つのパターンではなく、その方の状態を見て、そのとき必要なことを判断する。
これが当院の施術の考え方です。
20年以上の経験で、施術の考え方も変わりました
私自身、施術を始めた頃は、筋肉を強く、深く圧をかけて緩めることを得意としていました。
「しっかり効かせる」ことを大切にしていたと思います。
もちろん、今でも強い刺激が必要な場合はあります。
ただ、20年以上施術を続ける中で、強く押すことだけが体を変える方法ではないということも分かってきました。
軽く触れるだけで変化することもある。
さするようなやさしい刺激の方が適していることもある。
だから現在は、強い刺激とやさしい刺激を、その方の状態によって使い分けています。
これは、経験を重ねる中で自分自身の施術が変わってきた部分です。
院長が最初から最後まで担当する理由
当院では現在、院長である私が最初から最後まで施術を担当しています。
これまで当院では、スタッフと一緒に施術を行っていた時期もありました。
その中で、たくさんの患者さんにスタッフを信頼して通っていただき、それぞれの施術者のことを好きになってくださった方もたくさんいました。
スタッフと一緒に院を運営してきたことは、私自身にとっても大きな経験でした。
その経験があったからこそ、改めて感じるようになったことがあります。
それは、一人の施術者が継続して体を見ていくことの良さです。
前回の施術からどのように変化したのか。
何をすると楽になったのか。
逆に、まだ残っているところはどこなのか。
そういった経過を自分自身で把握した上で、次の施術につなげていく。
一人で担当することで、そうした変化をより細かく追いながら施術を組み立てることができます。
また、施術には「ここをもう少し細かく見たい」「この部分はもう少し深くアプローチした方がいい」といった、経験の中で身についた感覚があります。
これは、どちらが良い・悪いという話ではなく、施術者それぞれの経験や得意なことによって、体の見方やアプローチが変わるものだと考えています。
だからこそ現在は、私自身が最初から最後まで担当し、これまで培ってきた経験と、その方の施術経過を一貫してつなげていく形を大切にしています。
マニュアルが悪いわけではありません
グループ院などでは、一定の品質を保つためにマニュアルが必要です。
誰が担当しても一定の施術を受けられるということは、大きなメリットだと思います。
ただ、当院では、
「同じ症状なら同じ施術をする」
という考え方ではありません。
同じ腰痛でも変える。
同じ産後の悩みでも変える。
その日の体の状態によっても変える。
これまでの経過や生活背景も考えながら、今のその人に必要な施術を判断する。
そこに、院長一人で担当する意味があると考えています。
整体を「家のリフォーム」に例えると・・・
私がよく考えるのが、家のリフォームです。
例えば、
「トイレだけ新しくしたい」
「ユニットバスだけ交換したい」
ということであれば、その部分だけを変えればいい。
これはこれで、とても合理的です。
一方で、家族が増えたり、生活スタイルが変わったりして、
「そもそも今の間取りが自分たちの生活に合っていない」
という場合はどうでしょうか。
トイレだけ、お風呂だけを新しくしても、生活のしづらさは残ってしまうかもしれません。
その場合は、
家族構成や生活動線まで考えて、間取りそのものを見直す。
体もそれに似ていると私は考えています。
肩が痛いから肩だけ。
腰が痛いから腰だけ。
もちろん、それで改善することもあります。
でも、なぜそこに負担がかかっているのかを考えると、別の場所や普段の生活に原因があることもあります。
だから当院では、「痛いところを直す」だけではなく、「その人の体全体と生活に合った状態に整えていく」ことを大切にしています。
安ければいい、高ければいい、ということでもない
もちろん、施術料金は安いに越したことはありません。
私自身も、同じサービスなら安い方がいいと思います。
ただ、体のことになると、
「多少安いから」だけではなく、ちゃんとした施術をしっかり受けたい。
そう考える方もいると思います。
当院は、経験があるからといって、必要以上に高い料金をいただくことを目指しているわけではありません。
その方の状態を見て、必要なことを必要なだけ行う。
そして、長く体を任せてもらえるように、適正な価格で施術を提供する。
それが当院の考えです。
自分の体のことを、一緒に考えてほしい方へ
当院が向いているのは、
「とにかく痛いところだけ揉んでほしい」
という方だけではありません。
むしろ、
- なぜこの症状が出ているのか知りたい
- 自分の体の状態をしっかり見てほしい
- 毎回同じ施術ではなく、そのときの状態に合わせてほしい
- 自分の生活や仕事のことも含めて考えてほしい
- 自分の体のことを一緒になって考えてほしい
そんな方に、ぜひ来ていただきたいと思っています。
痛いところを施術することはもちろん大切です。
でも、その痛みの背景に何があるのか。
普段どんな体の使い方をしているのか。
今の生活に体が無理なく適応できているのか。
そこまで一緒に考える。
それが、私が20年以上の施術経験を通して大切にしてきた、当院の整体です。
野口 祥尚