アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎
アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎前回に引き続き「ランニングの際に起こりやすいスポーツ障害」をご紹介いたします。
第3回のテーマは「アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎」についてです。
アキレス腱は下腿(ふくらはぎ)にある筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)と踵の骨とを結ぶ非常に太い腱です。
アキレス腱に柔軟性はほとんどありません。役割としては下腿の筋肉の動きを足の踵に伝え、足関節の底屈(つま先を下げる)運動をしています。
アキレス腱自体の障害をアキレス腱炎と呼び、アキレス腱を包んでいる腱の膜や、その周囲の組織などが炎症を起している状態をアキレス腱周囲炎と呼びます。
ランニングやジャンプなどで下腿の筋肉が収縮するとアキレス腱に圧力がかかり、踵の骨を引き上げます。
そのアキレス腱にかかる負荷の蓄積によりアキレス腱に微細な損傷や断裂が発生し、炎症を起こすことによってアキレス腱炎やアキレス腱周囲炎が発症します。
原因は様々ありますが、使いすぎ(オーバーユース)や走行フォームの癖、下腿(ふくらはぎ)の筋肉の緊張、足関節の動きの悪さや足底アーチの高さなどが考えられます。
当院では、熱感がある場合はアイシングなどの処置を行います。
そしてアキレス腱に付着する下腿筋(腓腹筋やヒラメ筋)の緊張を緩和するようアプローチしていきます。
必要であれば、筋肉に対して鍼治療なども行います。また、下肢のバランスが悪い場合は股関節や膝関節、足関節の調整なども併せて実施いたします。
状態が良くなれば、ランニングや運動時のフォーム改善を目的としたパーソナルトレーニングやご希望があれば毎日のセルフケアへのアドバイスも行っていきます。
該当する症状があれば早期の治療が大事ですので、少しでも気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。
大阪市鶴見区からだ筋肉整体院